【個人でネットショップ開業】個人の住所をネット上に記載しないで済む方法とは?
この記事で解決できる悩み
晴れて個人でネットショップを開業!「特定商取引法に基づく表記」に住所を記載しなければならないらしい...
個人の住所をネット上にさらしたくないんだけどなぁ...

というお悩みをシンプルにわかりやすく解決します。

はじめに

「特定商取引法に基づく表記」氏名・住所の表示義務がある

ネットショップを始める場合、「特定商取引法に基づく表記」というものをショップ上に記載しなければなりません。
これは法律で決まっており、どのネットショップサービスを選んでも同じです。

 

電話番号のみ省略できるケースもあるようですが、ネットショップの設定をするときに電話番号が必須になっている場合がほとんどなので、両略できないと考えておいて良いでしょう。

表示義務がある項目は以下です。

・事業者の氏名(個人名)
・事業者の住所
・事業者の電話番号
・販売価格・送料その他消費者の負担する金額
・代金の支払方法と時期
・商品の引渡時期
・返品の特約事項

 

問題は住所電話番号ですよね...
特に女性が事業主の場合、自宅の住所や電話番号を使うのは抵抗がある方が多いでしょう。

 

次章で解決方法を説明していきますね!

バーチャルオフィスを使う

現段階で一番簡単な解決法として、バーチャルオフィスの契約をしてその住所と電話番号を使う、という方法があります。この方法であれば住所と電話番号問題の両方を解決することができます。

 

ポイントは、電話転送サービスがあるバーチャルオフィスを選ぶことです。
ネットショップによっては電話転送サービスがないとその電話番号は記載NGとなるケースがあります。

バーチャルオフィスとは...
実際のオフィスを構えずに事業に必要なオフィス機能の一部を利用できるオフィスサービスです。一般的には月額利用料を支払うとサービスを利用できます。

 

バーチャルオフィスの電話転送サービスとは...
固定電話番号を貸与し、そこに着信した通話を24時間365日所定の転送先電話番号へ転送するサービスです。バーチャルオフィスのプランによって、ついていたりいなかったりする場合が多いです。

バーチャルオフィスはグレーゾーン?

実は、バーチャルオフィスの住所や電話番号を記載するという方法はグレーゾーンと言われています。
正式に推奨されている方法ではない、ということですね。

 

ただ、実際にはバーチャルオフィスの住所や電話番号を「特定商取引法に基づく表記」に記載しているケースも多く、BASEなどでも、この方法を推奨しています。

参考:住所や電話番号を非公開にすることはできますか

バーチャルオフィスを利用するかどうかの判断は個人にお任せいたしますが、概ね問題ないと考えて良いでしょう。

バーチャルオフィスの選び方

バーチャルオフィスの選び方のポイントは以下です。

・その住所がいい印象を与えるか?
・電話転送サービスが使えるか?
・その住所は自宅(配送場所)とあまりにもかけ離れていないか?

 

一つずつ解説していきます。

その住所がいい印象を与えるか?

その住所がいい印象を与えるかはとても重要です。

「特定商取引法に基づく表記」によくわからない住所が載っていたら...ちょっと怪しいと感じてしまうのではないでしょうか?

 

人気の住所はオフィスが集中しているエリアです。

過去にその住所で犯罪等が起きていないかもチェックしましょう。
(実際に利用できる住所+犯罪」「詐欺」などで検索してみる)

電話転送サービスが使えるか?

電話転送サービスが使えるかどうかも確認してください。

ネットショップによっては、電話転送サービスがないとその電話番号は記載NGとなるケースがあります。

記載されている電話番号にすぐにつながらないというのは、お客さんに大きな不信感を与えてしまいますよね。

その住所は自宅(配送場所)とあまりにもかけ離れていないか?

バーチャルオフィスの住所が、発送場所の住所とあまりにもかけ離れている場合にも注意が必要です。

例えば、発送元場所は沖縄なのに「特定商取引法に基づく表記」の住所は東京となると、お客さんに不信感を与えかねません。

 

必須ではありませんが、なるべく違和感の無いエリア内で探しましょう。

おすすめバーチャルオフィス

バーチャルオフィスの選び方に沿って選んでいただければ問題ないですが、住所利用+電話転送サービスが利用できるおすすめバーチャルオフィスをピックアップしています。

 

レゾナンス

都内一等地の住所を良心的な価格で利用できるのが「レゾナンス」です。

銀座、渋谷、浜松町の3店舗あり、好きな場所を選べます。

住所利用+電話転送サービスで月額3,850円です。

Karigo

全国に51店舗あり、好きな場所を選べるのが「Karigo」です。

関東圏内が多いですが、北海道から沖縄まで網羅されています。

住所利用+電話転送サービスで月額8,850円です。

 

ナレッジソサエティ

千代田区にあるバーチャルオフィス「ナレッジソサエティ」では、利用料金は高めですが、きちんとしたオフィスがあり、ミーティング用オープンスペースの無料利用や会議室の貸し出し等もおこなっています。

仕事上のお客さんとの打ち合わせ場所にも使えます。

住所利用+電話転送サービスで月額10,450円です。

BASEと連携できるNAWABARI

BASEと連携できるのが「NAWABARI」です。価格もかなり良心的で、BASEを使っている方には是非おすすめしたいバーチャルオフィスです。

住所利用+電話転送サービスで税込1,628円です。

 

初期費用をなるべくかけずに、自宅の住所と電話番号を使用せずに、ネットショップを始めたい場合はBASEから始めてみてはいかがでしょうか?

BASE NAWABARI
初期費用 月額費用 初期費用 月額費用
0円 0円 0円 1,628円

まとめ

・自宅の住所や電話番号を使いたくない場合はバーチャルオフィス
・住所利用+電話転送サービスがあるバーチャルオフィスを選ぼう

いかがでしたでしょうか?

 

ネットショップを開業したいのに、住所と電話番号がネックになって次に進めないとなると、時間を無駄にしてしまいもったいないです。

 

バーチャルオフィスを契約して、すぐに自分のショップをオープンさせましょう!

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